イラストレーター/木村有里VS偉人/2代目 谷風
■偉人プロフィール■
2代目 谷風
1750年(寛延3)、宮城郡霞目村(仙台市)に生まれる。19歳で江戸へ出て、関ノ戸(2代・伊勢ノ海)に入門。1774年に前頭筆頭、翌年に小結。その翌年には関脇に昇進し、谷風梶之助を襲名。1781年、大関に昇進。1789年(寛政1)吉田司家19代追風より、小野川とともに横綱を免許された。明石志賀之助(架空の人物)を初代横綱とすれば第4代横綱だが、吉田家免許の横綱としては谷風が第1代である。幕内44場所で、258勝14敗36分、63連勝を記録した。7場所連続無敗の記録も2回ある。身長6尺2寸5分(≒189cm)、体重43貫(約161kg)というあんこ型の巨人。容貌・人格共に温和で人望を集め、小野川との取組が評判であった。仙台伊達家のお抱え力士。1795年(寛政7)、はやり風邪(インフルエンザ)に罹り、現役中に逝去(45歳)。当時、はやり風邪を「谷風」とゴロ合わせで呼んだ。
■イラストレーターから一言■
谷風といえば勾当台公園にあるお相撲さんの像でしょ?くらいの知識しかなかったけれど調べてみてビッックリ。ホントに?っていうくらい物凄い記録をのこした相撲取り。勝率9割!江戸時代にして189cmのスーパーヒーロー。
そして、これからテレビで大相撲を観るときには「現在の弓取りを力士として始めて行ったのはジャジャーン!仙台出身の谷風なんだヨ」なんて、ちょっとウンチクをたれてしまいそう。